柔構造物工法とは?

近年、地球温暖化による異常気象、台風の大型化、風雨災害等による突発的な人の生命を脅かす事故が増えています。

当社にも施主様より、事前に調査し、危険個所を見つけ、災害が起こる前に予防措置、改善措置を目的とする施工をしてほしいとの要望も増えています。

 

市民の快適で安全な生活を守る災害要員として、柵斜面防災(落石や土石流などの自然災害防止)にも取り組む要員育成と、その施工工法である柔構造物工法、柔軟な構造を用いて法面等の崩壊を防ぐこの工法を施工することとなりました。

 

その技術の習得と技術改良、研究開発を目的とし、柔構造物工法研究会に加盟しております。

 

リングネットネット落石防護柵(高エネルギー吸収型落石防護工法)とは?

リングネット落石防護柵(高エネルギー吸収型落石防護工法)の特徴ベスト3

1. 鋼材の利点である引張強度の特性を最大限に活用しています。

落石の捕捉面に高強度硬鋼線をリング状に編んだリングネットを用いることで鋼材の大きな利点である引張に強い特性を活かしていることを最大の特徴としています。

 

2. 維持管理性に優れています。

大きな変形を許容することで落石のエネルギーを吸収する構造であるため、大きく変形する交換対象部材を限定するよう工夫されており、捕捉面のリングが1リングずつ交換できます。

緩衝装置は単体もしくは接続するワイヤーロープ単位で交換できる仕組みとなっています。

 

3. 施工性に優れています。

最も大きな施工機械はアンカー設置用のボーリングマシン(最小500kg程度)でボーリング用の足場設置と機械の搬入はできる場所であれば施工が可能です。